2010年12月25日
八重山の新城島などで焼かれていた土器は?
八重山群島の中で唯一定期航路がない有人島・新城島。この島で19世紀中頃まで焼成されていた土器は?
A:カムィ焼
B:知花焼
C:パナリ焼
D:八重山焼
【答えと解説】
新城島は上地(かみじ)、下地(しもじ)の2島から形成され、干潮時には島の間を歩いて渡ることができます。下地には集落は無く、雄大な牧草地が広がっているだけです。現在では十数名の島民が住んでいますが、特に産業がないところから自給自足に近い生活です。
この島は石垣島から離れていることから通称「パナリ」と呼ばれています。また島の赤土にシャコ貝や夜光貝などを混ぜて露天焼きされた「パナリ焼き」はこの島だけで作られています。
この土器の特徴は鍋、水甕、香炉、骨壺など様々な容器が作られていますが、砂混じりの陶土にネナシカズラやタブノキの樹液を混ぜて手びねりで成型し、カタツムリや貝肉の粘液を塗って天日で乾かし、露天で焼成して作っていたことです。良質の粘土がなかったため、土をつなぐ役割を果たしたようです。
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新城島は上地(かみじ)、下地(しもじ)の2島から形成され、干潮時には島の間を歩いて渡ることができます。下地には集落は無く、雄大な牧草地が広がっているだけです。現在では十数名の島民が住んでいますが、特に産業がないところから自給自足に近い生活です。
この島は石垣島から離れていることから通称「パナリ」と呼ばれています。また島の赤土にシャコ貝や夜光貝などを混ぜて露天焼きされた「パナリ焼き」はこの島だけで作られています。
この土器の特徴は鍋、水甕、香炉、骨壺など様々な容器が作られていますが、砂混じりの陶土にネナシカズラやタブノキの樹液を混ぜて手びねりで成型し、カタツムリや貝肉の粘液を塗って天日で乾かし、露天で焼成して作っていたことです。良質の粘土がなかったため、土をつなぐ役割を果たしたようです。
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Posted by おもろ at 18:21│Comments(0)
│伝統・風習